Gマーク取得制度

 安全への取組を見える化!

 Gマーク制度とは、国土交通省が推進する「安全性優良事業所」の認定制度です。

 

 要は、利用者が安全性の高い運送事業者を選び易くする等の観点から、輸送の安全確保に積極的に取組んでいる事業所を認定する制度

 です。

 

 業界全体の安全性向上意識を高めるために、貨物自動車運送事業者の安全性を客観的に評価認定し公表する制度で、個々の事業者の安

 全性を正当に評価して認定し公表しております。

 

  評価認定は自動車運送事業者の営業所単位で行われます。

 

 Gマークを取得している事業所は、取得していな事業所と比較して車両1万台当たりの事故件数が半分以下2020年度)となってい

 る統計があります。

 

 重傷事故や死亡事故に限るとおよそ3分の1(2019年度)となってますから、この事故件数の少なさが、安全性の高いトラック運

 送事業者を選ぶための目安になっております。

 

 上記で確認できる事故件数発生率減少の事実は、Gマークを取得する過程で、各事業者の努力が育んだ大きな成果といえますが、安全性

 を評価できる証左でもあると思います。

 

 このGマーク制度は2003年7月から開始された制度で、実施する主体は(公社)全日本トラック協会です。

 Gマーク認定事業者は、下記のようにあらゆる面で認定取得による効果を実感しておられるようです。                             

  ☆マーク を付けて運転することで常に見られているという意識を持つようになり、ドライバーにプロの規範であるという自覚が芽生

   え安全性に対する意識が高まった。

  ☆これまで曖昧だった安全対策が、Gマーク取得をきっかけに明確化され、会社全体で統一した安全管理方法が根付いた。

  ☆社内の安全会議などで問題提起や対処法について積極的に意見が交わされるようになり、自発的な安全推進活動への提案や実践が

   行なわれています。

  ☆安全に力を入れている会社、従業員を大事にしている会社と評価されるようになり、荷主や同業他社とのコミュニケーションが活

   発化して営業活動がやりやすくなった。

                                        《神奈川トラック時報 適正化だよりより》

 

 ステッカーデザインからGマークと言われてますが、正式の名称は〖貨物自動車運送事業安全性評価事業〗と言います。

  認定を取得した営業所は『安全性優良事業所』と呼ばれています。

 

 認定事業所の数は年々増加してきており、20233月時点では全国で28,521事業者が安全性優良事業所としての認定を受けています。

 これは、全事業所の32.8%に相当し、トラック運送事業所の3割強が安全性優良事業所となっております。

 

Gマーク認定のメリット

・採用活動を有利に進めることができる。

職場の安全性が維持配慮されている明確な証であり、ドライバー及び職員の採用活動が有利となります。

・違反点数の消去。

通常の違反点数は3年消去ですが2年間に短縮されます。

・IT点呼導入が許可される。

 国土交通大臣が定める設置型又は携帯型のカメラを有する機器により営業所間等での点呼が可能です。(通常は対面点呼を要する)

・基準緩和自動車の有効期間延長

 基準緩和型自動車が適切に運行されている場合には、緩和の継続認定において通常

2年間の期限を最長4年間まで延長される。

・特殊車両通行許可の有効期限の延長

 特殊車両の通行許可2年間(通常)が最大4年間まで延長される。

 (一定要件を満たす優良事業者の車両の場合)

・Gマーク取得企業(安全性優良事業所)でないと取引不可という事業所が増加傾向にあり、事業拡大の武器となる。

・保険料の割引

 損保及び交通共済の一部で、独自の保険料割引を適用

  

 Gマーク(安全性優良事業所)は営業所単位で申請しますが、認定申請できる資格が定められています。

 下記7項目すべてを充足することが必用要件となります。

 

「Gマーク認定」申請ができる営業所

・新規許可取得し運輸開始後3年以上経過していること

・営業所新設の場合は、認可取得後3年以上経過していること

・営業所に配置するトラック(事業用自動車)の数が5両以上であること

(軽自動車は含まれない)

・虚偽申請、その他不正な手段等により認定取消を受けた営業所は、取消の日

 から2年を経過していること

・Gマーク認定証、認定マーク及び認定ステッカー等の偽造、変造や不正使用

 により是正勧告を受けた営業所は、偽造、変造した認定書提出をした日から

 3年以上経過していること

・行政処分を受けることがなくなってから3年以上経過していること

 認定申請できるのは運輸開始、認定取得から3年以上、行政処分を受けることがなくなってから3年以上経過してからとなってます。

 毎日の積重ねが大事になりますが、3年の期間が満了しましたら、直ぐにでも申請できる体制にしておきたいものです。

 

 Gマークを取得している運送会社は、厳しい評価基準を満たしている「安全性優良事業所」です。

  荷主様に選ばれる運送会社でもありますので、Gマーク取得企業で有るか否かによって、将来に向けての業績に大きな差が生じてくる

 と思われます。

 

 求められているものは、事業主様、従業員様にとりましても、日々心掛けなければならない大事なことですから、社内体制を計画的に

 整えていく必要がありますが、全員で取り組めば決して取得できないものではありません。

 

 安全性が維持されているか否かについては、ドライバーはもとより一般従業員の意識も高くなってきております。

 認定を受けた事業所は、認定証が授与されるとともに、認定マーク及び認定ステッカーで「安全性優良事業所」であることを荷主企業

 や一般消費者にアピールすることができます。

 

 ☆荷主様に選ばれる企業となるためにも

 ☆ドライバーを始め全従業員に安心して働ける企業となるためにも

 ☆そして事業を、ますます発展させていくためにも

  

 ぜひともGマーク認定を取得されることを推奨します。

 

Gマーク取得と認定要件及び認定期間

 

評価項目

次の3つの項目を点数化し評価します。

1.安全性に対する法令の遵守状況(配点40点)

巡回指導結果、運輸マネジメント取組状況を評価します。

2.事故や違反の状況(配点40点)

重大事故、行政処分の状況を評価します。

3.安全性に対する取組の積極性(配点20点)

安全対策会議の実施、運転者への教育などの取組を評価します。

  

認定要件

1.上記1~3の評価点数の合計点が80点以上

2.上記1~3の各評価項目において下記の基準点数以上

・安全性に対する法令の遵守状況(32点)

・事故や違反の状況(21点)

・安全性に対する取組の積極性(12点)

・法に基づく認可申請、届出、報告事項が適正になされていること

・社会保険等の加入が適正になされていること

 

 認定期間

 Gマーク認定には有効期間がありますので、更新するには再評価を得なければなりません。

 認定期間は以下のとおりです。

 新規事業所⇒2年間 最初の更新⇒3年間 2回目以降更新⇒4年間

 

  私どもはGマーク取得に関してのコンサルティング、提案並びに助言をさせていただいております。

 Gマーク取得をご検討されている方はいつでもご連絡ください。

               

                報酬額

   内容

報酬額(税込)

Gマーク取得 新規

275,000円

Gマーク   更新

132,000円

※上記以外業務に関しましても何なりとご相談ください。ご依頼内容確認したうえで、お見積りをご提示させていただきます。

 ご承知いただいたうえで受任しますので、安心してお申し付けください。

※登記簿謄本類の実費分につきましては、別途ご負担となります。

※手続き費用は、原則前払いで対応しております。

 

※営業許可に関しましては、許可取得をお約束するものではありません。